かんよう出版とは

かんよう出版のモットー

「読者の負担は少なく(Little)、装丁はシンプルに(Simple)、著者とつなぐ(Connect)」というL.S.C が、かんよう出版の基本的なモットーです。
できるだけ多くの人が良い本と出会うことができるために、かんよう出版は努力したいと考えています。

Little

できるだけ多くの方に読んでいただけるように、本の定価をできるだけ安く設定し、読者の負担を少なくしたいと考えています。書店の書棚で手に取っていただいても、ちょっと高いからと、またもとに戻されてしまうような本にならないように、手に取っていただいたら必ず買い求めていただけるぐらいの定価にしていきたいと考えています。

Little

Simple

どの本もハードカバーの表紙に見返しをつけて、それにカバーを巻いてさらに帯までという本づくりは日本だけの現象で、海外ではあまり見られません。かんよう出版では、無駄を省いて、軽装を心がけます。大きさはできるだけ四六判に統一、いわゆるペーパーバックスタイル、表紙などもタイトルと著者名、出版社名のみを記すシンプルなデザインで、しかもオリジナルな特色を醸し出します。

Simple

Connect

ありがちな著者から読者への一方通行ではなく、両者をつないで双方向の関係をめざします。かんよう出版の出版物は、著者と読者との接点を大切にして、読者の意見や感想を著者にフィードバックします。その結果、両者を結んで、新たな作品展開やコミュニケーションの創出へとつないでいければと考えています。

Connect

かんよう出版のめざす本づくり

かんよう出版の「かんよう」という言葉には、次の五つの気持ちが深く刻まれています。

  • 寛 容

    これからの時代に最も求められているものは「寛容」の精神です。異なる文化、考え方を理解すること、理解しようと努力すること、理解できなくてもそれを許容すること、という三つです。この精神なくしては、人間の共存も共生もあり得ません。かんよう出版は、多種多様な本づくりを通して、寛容の精神の大切さを訴えかけます。

  • 肝 要

    肝要とは、もっとも大切なことを意味します。かんよう出版は、良い本を世に送り出すことによって、もっとも大切なことは何かを探究する精神を伝えます。そして、もっとも大切なことそのものも、伝えていきます。

  • 涵 養

    涵養とは、人を養い育てることです。本は、人を成長させ育てます。かんよう出版も、良い本を世に送り出すことによって、より多くの人の成長を助け、養い育てていきます。

  • 慣 用

    慣用とは、いつも用いるという意味です。かんよう出版は、いつも持ち歩き、座右の書として用いていただける本を提供します。何回も読みたくなる本、常に手に取れるところに置いておきたい本づくりをめざします。

  • 観 葉

    観葉とは、植物の葉を観賞することです。ほんの一瞬きらびやかに咲き誇る花も美しいですが、いつも変わらず緑色を保って、地道にしたたかに生きている葉もまた、それだけで美しいものです。かんよう出版は、一瞬の豪華さや美しさをめざすのではなく、常に落ち着いて地味に花を支える葉を観るような本づくりをめざします。