かんよう出版ブログ

食べることは、生きること

2015.10.30

うどん好きが講じて、うどん屋でアルバイトをしている娘。

 

うどん漬けの大学生活をおくる彼女も、来春には卒業して帰ってくる。

 

ところが、先日帰省した際、何年も自炊をしていたのに、料理の腕はからっきしだと判明。
どうやら、まかないで「うどん」、お持ち帰りで「うどん」という、ありがたい「うどん漬け」のおかげだったようだ。
その娘の様子を知った母が、「私も、あの娘みたいに、うどん漬けになってき
たわ」と言う。
来年、80歳を迎える母だが、内臓も足腰も歯も、医者の折り紙つきの健康体。
それでもやはり、大好きなカレーライスを食べた後などには、お腹がゆるくなったりするらしい。
そんなことから、外食は安全圏内でもともと好きな「うどん」にすることが多いのだが、最近は冷蔵庫にも「うどん」が欠かせないという。
「食べることは、生きること」
それが歳を重ねてくると、「食べることは、楽しく生きること」に変わり、そのウエイトは大きくなる。
その反面、母のように、食べられないものが増えていくのだ。
そんな方々の「食べる楽しみ」を満足させてくれる、様々なレシピ・・・。
高齢者が幸せになれるレシピである、きっと、高齢でない者だって幸せにしてくれるだろう。(T)


 

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アンに憧れて、お菓子づくり

2015.10.30

小学生だった子どものころ、家にはたくさんの本がありました。

 

そのなかで特に好きだったのは、同年代の女の子たちが活躍する外国の児童文学でした。

 

「赤毛のアン」、「あしながおじさん」、「大草原の小さな家」、「長靴下のピッピ」……。

 

文面や挿し絵から想像できる外国の暮らしはまさに憧れでした。

 

「大草原の小さな家」には真っ白な積雪に垂らすと固まってキャンデーになるカエデ蜜、「あしながおじさん」には寮生の女の子たちが見た瞬間感嘆の溜息をつく箱詰めの高級チョコレートがそれぞれ登場しました。

 

そのなかでも私の心をもっとも奪ったのは「赤毛のアン」のいちご水でした。

 

お客さまとしてお招きした友だちのダイアナに、アンがお出した飲みものです。

 

もっともアンはいちご水と間違えてブドウ酒を出してしまったのですが……。

 

最近、お料理とお菓子の本を読みました。まえがきに作者のかたが、少女時代はアンに憧れていました、と書かれており親しい気持ちになりました。

 

作者の高橋敏子さんとは年もだいぶ違うのですが、児童文学の見せてくれる世界はいつの時代も女の子たちの憧れなのですね。(Y)

 

 

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【ソウル発】韓国の雑誌紹介『SURE』

2012.08.28

 台風15号が韓半島を通り過ぎている最中のソウルです。風は強いですが、雨は現在降っておりません。15号の後も14号が来るとかで台風続きの韓国です。

 

 本日は、韓国の女性誌『SURE』を紹介します。まず韓国の女性誌の特徴として、どれも重量感大です。そして、広告の量も日本のものにくらべるとどれも多い気がします。しかし、価格は安い!韓国ウォンで6,500ウォンという安さ。分厚さは、2センチ程あります。日本の人には、タウンページを想起させてしまう分厚さなのではないでしょうか!?

 

 それはさておき、日本の女性誌とは少し異なり、おおよその女性誌の場合、何かしらの付録があります。読者としては嬉しい特典!同業者としては、この価格で採算とれるのか!?という疑問。しかし、かなり多くの広告が含まれているので、その点は大丈夫なのでしょう。ということで9月号の付録は、ローズの香りが漂うリップバームと「beauty tab」という秋コスメが特集されている冊子でした。

 

 内容としては、今秋のファッションや化粧品の情報が満載です。おそらく韓流ファンの方の間でも人気なのではないでしょうか?元アフタースクールのカヒさんや歌手のイ・ヒョリさんなどがモデルとして登場しています。少し高級感漂う雑誌でした。今現在、韓国歌手のPSYさんが歌っている「カンナムスタイル」という曲が世界的に流行していますが、カンナムスタイル的・セレブ的雑誌のようです。

 

尾崎豊『NOTES 僕を知らない僕 1981-1992』(新潮社)

2012.04.13

 

 出版業をはじめて以来、本というものを、その中身よりも、表紙などの装丁や、使用している用紙の種類を見るようになりました。昔なら、書店で本を手に取って、ページをパラパラとめくって、適当に開いたページを部分読みするか、目次を見るか、著者プロフイールを見るか、でした。

 

 ところが、今はそんなことより、表紙や本文の用紙の色や厚さはどれくらいか、1行当たりの字数や1ページ当たりの行数は何行か、などというところばかりを見て、肝心の内容は見なくなりました。本に限らず、どんなことにも共通するのでしょうが、こちら側の視点が変わると、これほど違う見方をするということですね。ひとつの同じものを、違う角度から眺めるということがいかに大切かがわかります。

 

 尾崎豊の1981年から11年間の未発表ノートが今月初めに刊行されました。まず、このシンプルな表紙に目がいって、手に取りました。タイトルと著者名、出版社名だけという体裁が大好きなのです。ただ、シンプルとはいっても、色合い、文字の配置、文字のフォントなど、しっかりとしたデザインが要求されます。タイトルと著者名だけで、十分中身の素晴らしさが伝わってきそうです。

 

 そこで、中身ですが、尾崎豊は並大抵ではない、とてつもなく鋭い感性を持った青年だったことがわかります。そして、そこにあるのはひたすら純情、純粋そのものであったことも伝わってきます。年甲斐もなくカラオケでよく歌った「15の夜」の背景にある尾崎の想いや心の奥底も少し見えてきたような気がしました。(尾崎豊『NOTES 僕を知らない僕 1981-1992』新潮社)

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月刊読書情報誌のこと

2012.04.10

 

 大手出版社は、格安の購読料で読書情報月刊誌というものを発刊しています。これがほんとうに格安でいろいろな書籍情報が満載されているのです。有名なものでは、岩波書店の「図書」、新潮社の「波」、集英社の「青春と読書」といったところでしょうか。

 

 もちろん、これらの雑誌は、自社の新刊ないし近刊の宣伝用で、内容も基本的にはそれに尽きます。でも、たとえ宣伝であってもそういう本が出版されている、もしくはこれから出版されるわけですから、その本が良い本であるなら、その情報はたいへん貴重です。著者の執筆への想いや、その本の周辺情報を楽しく読むことができるからです。

 

 どれも、なんと一冊100円以下ですし、大手書店に行けば「ご自由におとりください」のコーナーに並んでいる場合もあります。読者だけではなく、出版に携わる者にとっても、これらは貴重な情報源。当社もこれくらいのものを出せるようになりたいところですが、当分どころかずっとその見込みはありません。これらの中から面白いためになる情報をビックアップしてこのブログでご紹介するのが精一杯。

 

 というわけで、このブログでは、自社ものに限らず、たくさんの良い本の紹介をしていく予定です。

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